多趣味な野良人

趣味に明け暮れる学生の雑記

アドラー心理学の入門書【嫌われる勇気】”人生はどこまでもシンプルである”

ここ最近人間関係のストレスに悩むことがあって、普段は全くしない読書に手を出してみてたんですよね

そこで心理学の本を読み漁ってたんですけれども

ふと2年前くらいになんとなく買った【嫌われる勇気】という本が家にあったのを思い出し引っ張り出して読んでみたんですけれど...

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心理学により一層興味を持つようになる「かーなり感銘を受ける一冊」になりましたね

残酷なほどシンプルな世界に自分がどう意味づけするか深く考えさせられます

 

 

【嫌われる勇気】ってどんな本?

この本は

個人心理学」や「勇気の心理学」と呼ばれる

アドラー心理学の思想を唱える「哲人」

この世界に不満を抱える「青年」

の対話形式になっており

「哲人」の ”人は変われる、世界はシンプルである、誰もが幸福になれる” という理論に納得のいかない「青年」との間で議論を交わしていきます

 

この本では

  • トラウマなどの原因論を否定し 「われわれはみな、何かしらの目的に沿って生きている」という【目的論】
  • 「私は学歴が低いから成功できない」など劣等感を言い訳に目の前の事象から逃げてしまう【劣等コンプレックス】や自慢が多く、優越感に浸ろうとするある種の劣等感の現れである【優越コンプレックス】
  • 【自立すること】【社会と調和して暮らせること】【私には能力があるという意識】【人々はわたしの仲間であるという意識】といった【人生のタスク】について
  • 他者の課題と自分の課題を明確に分離しお互いに介入しない【課題の分離】とそのゴールにある【共同体感覚】

などのアドラー心理学の初歩的で衝撃的な内容が綴られており、濃密な一冊になっています。

 

こういった心理学は自分の思想をひっくり返してしまう程大きな影響力を与えることもありますが、あくまでも思想の1つであり、自分の考えや他の思想などと比べたりしながら自分なりの心理を作り出すのも「勇気」なのかなと思います。